第二回会場下見会レポート
10月初旬に開催のDAC2007開催会場である「ハイライフプラザいたばし」をメインスタッフ数名で下見してきました。施設職員の方に質問しながら携帯のカメラで50枚ほど記録。
確認できたことなんかを順次書いていきたいと思います。
D&Dとmixi
mixiというのはSNS(ソーシャルネットワークサービス)のひとつ。会員専用領域の中でブログのように手軽に個人ページが作れて、アクセスの管理が簡単にできて*1、簡易なグループウェアとして使えるというもの。つまりは「みんながネットでやりたかったことの多くをなんとなく手軽に実現する」素晴らしいサービスです。欠点は未成年が使えないということ、ブログ同様に意識的に個人情報を管理する必要があること。
TRPGは人と人の繋がりが重要なホビーなので、mixiとは大変に相性が良く、ボクのまわりでもセッションの調整やセッションの感想交換などに最近よく使われています。
もしアカウントがありましたら覗いてみて下さいな。また、これを機にmixiをやってみたいという方はメール等でご相談くださいませ。
*1:誰がコメントし誰が読んだかわかり、誰には読ませないか決めれる
質問などについて
何か疑問があったり、不安・心配などがありましたら、コメント欄等でお知らせ下さいませ(メールはdac.staff@gmail.com)。DAC公式サイトでも質問等は随時受け付けております。
DACでのDM募集中
DACではただいま絶賛マスタ募集中です(http://www.trpg.net/convention/dac/entry_dm.html)。皆さまのエントリを心よりお待ちしております。
マスタ応募では、まず二種類のテキストをメールにて提出して貰うことになります。期日はどちらも7/8迄。
- DM希望者さんへの10の質問(http://www.trpg.net/convention/dac/Q103.txt)
- プレイヤーに向けて(http://www.trpg.net/convention/dac/forPL2.txt)
セッション回数から想定できること
「セッション回数から何がわかるというんだ!?」といった声もあるかと思いますが、意外と多くの情報が引き出せると思うのですよ。
- TRPG未経験者は初心者に入る
- 初級者はD&Dが中心かはともかくTRPGを遊ぶグループで遊んでいる.
- 初級者はD&Dのダイスの振り方等をなんとなくは把握している
- コアルールの一部ないし全部を持っている.
- 中級者は5回ぐらいのショートキャンペーンを遊んだことが1回以上ある
- 中級者はメインクラス1種ないし2種ならば5レベルあたりまで経験している
- コアルールは所持していて,日本語サプリメントを買う.
- 上級者はD&Dを熱心に遊ぶグループでしばらく遊んでいる.
- 上級者ならメインクラス4種の運用について9レベルぐらいまでならイメージができて、経験済みなタイプならもう少し頑張れる
- 日本語サプリメント以外にも,手を出したりしてる.
これぐらいのイメージが出てくるかと思います。これは個人の資質や境遇,周囲の環境なんかで変わるでしょうけど,大筋はそんなに外れないんじゃないかな。
ボクは初心者、あの人は中級者、それじゃキミは?
今年のDACでは、イベント内で使う用語、特にルールについての習熟度をいくらか整理している点が特徴的です(http://www.trpg.net/convention/dac/faq.html)。
今までは色々なところですれ違いに拠る不幸があったとボクは考えています。「DMの考える"初心者"とPLのイメージする"初心者"とが食い違い、さらには主催者側の考えるソレともバラバラ」という状況が少なからずあった。
キャンペーンを何度も遊び倒していても、周囲に比べれば経験が浅いからと「自分は中級者」と控えてしまう人、初セッションの人も10セッションの人も「初心者だから」と同じように接してしまう人が居るのはもったいない話ですよね。また、初心者向けの卓で「PLたちのTRPG経験年数を足したら100年超でした」なんていうジョーク状況は避けるべきです。
だから、シンプルな物差しを用意して、DACの開催期間中、DACの中ではその物差しを使おうということにしてみたのです。
- 初心者:セッション回数が0ー2回
- 初級者:セッション回数が3-10回
- 中級者:セッション回数が11-30回
- 上級者:セッション回数が31-回
これはもちろん「正しい」物差しではありません。皆さんの考える「言葉とそこからイメージされるもの」と確実に食い違っているはずです。そもそもでボクのイメージからだってズレてます。第一、英語版から遊び続けて軽く100回を超えてるような人たちと一緒にされても困るという意見も有力です。
それに、既にD&D3版が世に出て、やがて日本語に訳され、そして3.5版でも同様な流れを踏んでから随分な日月が経っています。D&D3.5日本語版のコア3冊が出そろってから月1回ずつ遊んでいても、この基準ですと中級者に達しちゃいます。
もっと初心者・初級者・中級者の幅を広げた方が…そんな意見もスタッフ会合では出てました。
でも、フォローの必要性が大きい人たちほど丁寧に把握した方が良いから、と押し切ったのです。「新しく始めた人たちを歓迎しよう」というキモチを形にしようということで*1。
ちなみにボクは上級者に入るか入らないかという程度です。3.5版のみで数えれば初級者かもしれないのですけど…。
*1:もちろん他の意図も少しありますけど